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聖剣伝説4


全世界待望(?)の聖剣伝説ナンバリングタイトル最新作が12月21日に発売になりました。
1991年にゲームボーイでファイナルファンタジー外伝として発売されたゲームの最新作。

今回は聖剣を手にした少年とマナの巫女となった少女、一匹の精霊をめぐる壮大な物語を3Dで描いています。
音楽に坂本龍一氏を起用するなど発売前から話題を集めていた作品。

発売日から3日しか経っていませんので、プレイしようかなぁと思っている方、プレイ中の方は見ないほうがいいと思います。

大いにネタバレですので、続きを読むときは覚悟してください!

最初に言っておきますが、このゲームはアクションRPGではありません。
公式サイトではアクションアドベンチャーとなっていますが、こちらでは便宜上アクションRPGとして扱います。
ゲームシステムは全8章からなり、1つの章をクリアするとそれまでの能力は全てリセットされます。
レベルも1から上げなおしです。そもそもレベルはキャラクターのレベルではありません。
これを前提に見てください。



主人公エルディとヒロインのリチア、そして精霊のフィーが出会うシーンです。
OPから聖剣メインテーマが流れ、幻想的な世界観が描かれます。
エルディたちが洞窟の中を冒険していると、精霊ノームと出会います。

このようにして、様々なところで精霊たちと出会い力を貸してもらいます。

エルディたちの住むイルージャ島にはマナの樹があり、そのマナの樹は長いこと石のようになっていました。
聖獣に守られていると言われているイルージャ島には誰も立ち入らなかったのですが、ある日氷の国ロリマー軍が攻めてきたことから話が始まります。
どうやらリチアはマナの巫女だそうで、強奪されます。
助けようとするエルディ、お約束のイベントボスが出現。
やっとこさ倒すと第一章が終わります。

一つの章が終わると、このように成績発表が行われます。
この成績がいいとボーナスのようなものがつきます。それは後ほど。

続きまして第二章のボスです。

こいつは物凄く強かった。直接攻撃は無効なのでボスが爆発するかぼちゃ爆弾を落としてくるまで待ちます。
そのあとうまくボスの所まで爆弾を持っていき爆発させるとボスに引火します。
そのときパニック状態になるので、そこを攻撃です。結構時間がかかりますが、仕様です。
ちなみにこのボスを倒すのに2時間以上かけました。正直だるいです。


ボスを倒すと謎の男が登場します。ボスから吐き出された古ぼけた剣。
それを手にした仮面の男。
ここでリチアがエルディの身代わりに連れ去られてしまいます。
リチアを助け出すために、イルージャ島に眠ると言われる守護聖獣の元へと旅立ちます。

ここまでが大体のストーリーなんですが大雑把すぎますかね。
さて、ゲームの内容に移りましょう。
アクションアドベンチャーとは一体なんなのか。
アドベンチャーシーンなんてものはないです。あるのはアクション。

確かにステータス画面がなかったり、お店や村などは登場しませんのでRPGとは言いがたいですが本来のRPGという言葉を考えたらアクションRPGで良かった気がします。
・・・が、そうジャンル付けすると苦情が殺到しそうです。

やっと守護聖獣がいるといわれている場所までたどり着いたエルディとフィー。

そこに待ち受けていたのはガイアと言われる大地の顔でした。
ここに来て巨大龍ワイバーンとの戦闘になります。○ボタンで操作できるパチンコというアクションを用いて撃退します。
正直こういう小細工なしで戦えるボスと俺は戦いたいです。

先ほどちょろっと書きましたが、ボーナスみたいなもの。
それはエンブレムといって、章の始めに装着することが出来るボーナスアイテムです。
エンブレムには様々な効果があり、ゲームを楽にしてくれますが、取得には様々な条件があり、集める気も起きません。

次の章に移ると、ついに守護聖獣「フラミー」が登場します。

出たかフラミー!って感じです。ここまで度重なるアクション、狭い画面に悩まされていましたが、フラミーが綺麗なムービーで登場してきてくれただけでテンションが上がります。
さすがPS2、素晴らしいクオリティ・・・。だけどそのムービーが短すぎるんだよなぁ。
オートイベントいらないからムービーにしてくれって感じです。
時を同じくしてリチアはなんと魔女のような姿になってしまいました。

そしてずっと前に登場したきり出てこなかった仮面の人ですが、ついに戦うことになります。

こいつがウザい。うざすぎる!
塔で戦うんですが、塔全部がボスフィールドになり何処にいるのか分からない。
探していると「逃げ場はありません」とか言ってくる始末。逃げてるのお前だろ、と。
こいつだけで3時間くらい時間かかりました。探すの面倒になって戦闘中に電源OFFとか散々やりました。
何とかこいつを倒すと、エルディとリチア、そしてマナの樹がどうして石になってしまったのか、敵の目論見と真実を聞くことになります。
・・・が、すべて薄っぺらい内容でした。シナリオライターさん、どうしたんでしょうか。
中学生が考えられそうなシナリオでよく製作に踏み切ったなぁとスクエニさんの勇気に感服。


戦場はいよいよイルージャ島に移ります。
タナトスたちが占領してしまった世界の本拠地イルージャ島。ここでは心強い仲間達と行動を共にすることになりますが、一切操作することはできずどんなに攻撃をつけても死ぬことはありません。
なので、敵のおとりとして使わせてもらいます。
マナの樹までもう少し、というところで仲間の中では一番使える「ワッツの戦車」が理不尽な理由で先にいけなくなります。
なので再び一人で突入です。

すごいところに建物を建てたものです。
とりあえず、あの建物向かって突き進みます。
その途中でエルディとリチアの住んでいた村にたどり着きます。
が、タナトスたちに占領されボロボロになっていました。ちょっと切なかったので敵全員倒してセーブしてロードしての繰り返しで能力値を上げまくってみました。

数少ないメニューとかぶりそうだったので、この辺で中断。

この村にいるボスを倒すとフラミーが現れて、敵の根城まで連れて行ってくれます。

・・・フラミーがもっと早く来れば、無駄な死傷者を出さずに敵のところまで行けた気がするんですが、もう何を言っても意味がないので暖かい目でムービーを眺めます。
城にたどり着くとなにやら怪しい渦巻きが。これに反応した俺は間髪いれずに飛び込みます。

すると異空間に飛ばされて敵を全滅させるまで外に出れないという拷問部屋みたいな場所に。
この状況でどう打破すればいいのかわかりませんでしたが、なんとか脱出。
このままだと先が危ないので、4時間くらいかけて能力値アップ作戦に出ました。

その結果が上の画像なんですが、HPもMPも大して上がっているように見えません。
そして、この位置は無敵の位置です。敵は扉を飛び越してこちら側に入ってこれないという習性を使ってHPがないときはパチンコで回復アイテムが出るまで粘ります。
HPが回復したら戦いを挑んで能力アップアイテムの取得に精を出します。
マップ切り替えで敵が復活するので、結構楽しいです。

さてさて、地味な作業に見切りをつけ、無駄に広いマップを淡々と進んでいくこと1時間ほど。

リチアを連れ去った男、因縁の男との勝負になります。

カッコイイシーンなんですが、ボスで時間を食うことを考えると腹が立ってきます。
今回のボスは変形型のボスです。
人間状態の彼を倒すとタナトスを吸収して某量産機のような姿になり攻撃してきます。
また面倒な戦いが始まった・・・と思ったら今回はすんなり倒すことが出来ました。

確かに俺ごときに敗れてしまったらプライドもズタズタでしょうね。


この次に待っているのはいよいよラスボスですが、あえて書かないことにします。
正直ラスボスも面倒で、一度ゲームオーバーになると再戦するまで5分くらいかかるところにセーブポイントがあるのでやる気がうせます。

見事マナの樹が元に戻ります。

全編を通しての感想。
無駄に広いマップ、強すぎる雑魚モンスター、使いづらいアクションテクニック、カメラが近すぎる所為で画面が必然的に小さくなってしまっているゲーム画面、誰でも書けるようなシナリオ。
どれをとっても評価は最悪です。が、一つだけ賞賛したい部分があります。
それは音楽です。プレイ中の音楽はゲームのダルさで印象に残りませんが、ゲームオーバーのときのBGMが耳から離れません。
そしてメインテーマです。ゲームやらずにサントラは買え!って胸張っていえる最高の音楽です。
本編以外にもアリーナモードというモードがあり、そこでは初代聖剣のBGMなどが流れたりと本編そっちのけでプレイしてしまいました。
アマゾンやゲームサイトのレビューでかなり低い評価を受けているようですが、個人的にも決して面白いゲームはなかったです。

・・・次はこんなことのないようにしてください。スクエニさん。
そしてみなさん、よいクリスマスを。俺はこのエンディングがクリスマスプレゼントになりそうですorz

【2006年12月24日 日曜日】 author : かじゃ | アクションRPG | プレイステーション2 |